「坪単価」には要注意!!

家づくりの費用を考えるとき、よく使われる概念が「坪単価」です。 私も必ずと言っていい程「折笠さんの坪単価は?」と質問されます。 「坪単価」とは曖昧で都合の良い指標なんです。 「建築費用÷坪数」で求める数値ですが、実はこの「建築費用」と「坪数」が、業者それぞれの捉え方によって大きく上下してしまうのです。 <建築費用>  ・建築にかかる総額を採用するケース  ・オプションなどを除いた本体価格のみを採用するケース <坪数>  ・バルコニーやガレージなどを含む「施工面積」を採用するケース(吹抜けなども)  ・バルコニーやガレージなどを含まない「延床面積」を採用するケース <その他>  ・ドアやサッシも別途  ・水周りも別途  ・電気工事も別途  ・照明器具、カーテンも別途 など様々なケースがあり坪単価はいくらでも安くする見せる事は、可能です。 (例)   本体価格:1500万円   オプション価格:500万円   施工面積:48坪   延床面積:33坪 同じ住まいの坪単価でも、 「総額÷延床面積」だと…   2000÷33=坪単価:60.6万円 「本体価格÷施工面積」だと…   1500÷48=坪単価:31.25万円 なんと29万円近くの差が出てしまいます。 「坪単価」の安さをうたう建設業者さんには、価格と坪数をどんな基準で決めているかしっかり確認する事をお勧めいたします。 また、同じ坪数でも建物のスペック(快適性能)や建物のカタチ(間取り形状)によっても大きく変わります。 詳しくは折笠工務店にご相談ください。 安い坪単価にはくれぐれも要注意です。 坪単価マジックに惑わされませんように…