住まいはより多様により自由になっている①

<少し昔の人が考えた理想の暮らし>
「住宅すごろく」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。昭和の時代、人生のライフステージに従って、「賃貸住宅→分譲マンション→郊外庭付き一戸建て住宅」に住み替えていくというのが一つの理想形として社会に共有されており、これを「すごろく」になぞらえてこう呼んでいました。
<ライフスタイルと価値観が多様化した いまの暮らし>
しかし、現代においてはこうした理想像は、誰もが抱くものではなくなりました。
リモートワークを前提とした職場と離れた土地への居住や、移住・二地域居住などに見られるように、住まいに関する価値観・ライフスタイルは多様化してきています。住まいの選択は「住宅すごろく」のように画一的ではなく、SNSも含むさまざまな情報の中から選択・判断していくことが求められています。