Skip to content
住宅会社・工務店検索サイト。いい家はいい出会いから。詳しくはマイホム公式サイトへ

注文住宅のアフターサービスの内容は?ビルダーによる違いまで解説

家を建てる際、設計や施工の質だけでなく入居後のアフターサービスに注目することもとても大切です。しかし、アフターサービスの内容や質はハウスメーカーや工務店によって異なり、知識がないとなかなか本当の良し悪しは見極められないものです。

この記事では注文住宅のアフターサービスについてその重要性や内容・ビルダーによる違い・利用する際の注意点など様々な角度から解説します。

注文住宅のアフターサービスの重要性

アフターサービスは住宅の引き渡し後に工務店やハウスメーカーが提供するサポートサービスのことで、定期的なメンテナンス・緊急時の対応・長期保証など様々な内容が含まれます。

注文住宅の場合、入居者のニーズに合わせて建てられると同時に、アフターサービスも入居者の生活スタイルに合わせて柔軟に対応できることが多いため、大きなメリットになると言えるでしょう。

ここではそんなアフターサービスの考え方とそのメリットについて詳しく解説します。

注文住宅のアフターサービスの範囲

入居後のアフターサービスとして、定期的なメンテナンスの実施や緊急時の対応体制・長期保証の提供・定期的な情報提供とコミュニケーションなどがアフターサービスの重要な側面です。

定期的なメンテナンスにより家の品質を保ち長持ちさせられること、漏水や設備の故障などの緊急事態に対する24時間365日の受付体制や専門スタッフの常駐による安心感など、長期保証は住宅の重要な部分をカバーし不安を解消します。

さらに工務店やハウスメーカーが定期的に住まいの手入れ方法・リフォームのアドバイス・地域の情報など有用な情報を提供することもアフターサービスの一部と言えるでしょう。

アフターサービスのメリット

アフターサービスの大きなメリットは定期的なメンテナンスにより住宅の性能を維持し耐久性を高められることです。
建築業者が提供する定期点検・部材の交換・設備の調整などのサービスを受けることで住宅の不具合を早期に発見し適切な対処ができます。
これにより家の長寿命化が図れ、結果として資産価値の維持につながります。

また緊急時の対応体制も重要なメリットです。
漏水や設備の故障など予期せぬトラブルに24時間365日対応してくれる体制があれば安心して生活できます。
特に専門スタッフが常駐しているサービスは迅速で的確な対応が期待できるため、何かあった際の満足度が非常に高いです。

加えて、長期保証の提供もアフターサービスの大きな魅力です。
構造躯体の保証や防水の保証など住宅の重要な部分をカバーする保証があれば万が一の不具合にも対応してもらえるので不安を取り除けます。
長期的な視点で住宅を守ってもらえるという安心感は注文住宅の大きな価値と言えるでしょう。

人による部分もあると思いますが、上述した工務店やハウスメーカーからの定期的な情報提供やコミュニケーションもアフターサービスのメリットの一部と言えるでしょう。
家の手入れ方法・リフォームのアドバイス・地域の情報など入居者にとって有用な情報を提供してもらえれば家のメンテナンスにも活かせます。

このように、注文住宅のアフターサービスには住宅の品質維持・緊急時の対応・長期保証・情報提供など多岐にわたるメリットがあることを覚えておきましょう。

ビルダーによるアフターサービスの違い

注文住宅を建てる際、ハウスメーカーと工務店ではアフターサービスの特徴や強みが異なります。

ハウスメーカーは大規模な組織力と全国的なネットワークを活かした体系的なアフターサービスを提供しています。
一方、工務店は地域密着型のきめ細やかなアフターサービスが強みです。

どちらのアフターサービスが優れているかは一概には言えません。
大切なのは自分たちの求めるアフターサービスの内容と建築業者の提供するサービスがマッチしているかどうかを見極めることです。

ここではハウスメーカーと工務店のアフターサービスの特徴や違いについて詳しく解説します。
それぞれのビルダーの強みを理解し自分たちのニーズに合ったアフターサービスを提供してくれるビルダーを選ぶことで満足できる家を建てることができるでしょう。

ハウスメーカーのアフターサービス

ハウスメーカーの提供するアフターサービスは注文住宅を建てる際に重要な選択基準の一つです。
大手ハウスメーカーは長年の経験と実績に基づいた充実したアフターサービスを提供しており、入居者の安心で快適な暮らしを支えています。

ハウスメーカーのアフターサービスの大きな特徴は全国的なネットワークを活かした対応力の高さです。
地域の営業所やカスタマーセンターを通じて定期的なメンテナンスや緊急時の対応を迅速に行うことができます。また専門のスタッフが常駐している点も安心できます。

さらにハウスメーカーは長期保証の提供にも力を入れています。
構造躯体の保証期間が長いことに加えて防水・設備・内装などの保証も充実しているため万が一の不具合にも安心して対応してもらえます。
保証内容が明確で手続きがスムーズなのも大きなメリットと言えるでしょう。

なお、ハウスメーカーも近年は定期的な情報提供やイベントの開催など入居者とのコミュニケーションを大切にしているケースが多いようです。
住まいの手入れ方法やリフォームのアドバイス、省エネ対策など暮らしに役立つ情報の提供は勿論、中には入居者同士の交流会を企画するハウスメーカーもありコミュニティ形成の支援まで行っている場合もあるようです。

以上のようにハウスメーカーのアフターサービスは住宅の品質維持・不具合対応・情報提供・リフォームサポートなど多岐にわたる内容が特徴です。

工務店のアフターサービス

工務店のアフターサービスの大きな特徴はオーナーとの近い距離感を活かした迅速で丁寧な対応です。

地域に根ざした工務店はオーナーとの信頼関係を大切にしており定期的なメンテナンスや緊急時の対応にも誠実に取り組みます。顔の見える関係性の中でオーナーの要望に柔軟に応えてくれるのが魅力と言えるでしょう。

また工務店は地域の気候風土に精通しているためその土地に合った住宅のメンテナンス方法やリフォームのアドバイスを提供してくれます。地域ならではの課題にも的確な対応が期待できます。

さらに工務店のアフターサービスはオーナーとのコミュニケーションを重視しています。定期的な訪問や連絡を通じてオーナーの満足度や要望を丁寧に汲み取りきめ細やかなサポートを提供してくれます。
中にはオーナー同士の交流会を企画する工務店もあり地域コミュニティとのつながりを大切にしています。

工務店のアドバイスの強みとしては、自社施工の住宅に精通している人員に対応してもらえる可能性が高いということでしょう。ハウスメーカーはアフターサービスと現場で距離が出来てしまうこともあるため、場合によっては工務店のアドバイスの方がより具体的で効果的な可能性もあります。住宅の特性を熟知したスタッフが長期的な視点で住宅の価値を維持・向上するためのサポートを行ってくれるでしょう。

一方で工務店のアフターサービスは規模や体制面での限界もあります。
大手ハウスメーカーと比べると全国的なネットワークや専門スタッフの常駐などの面では劣る場合もあります。ただその分地域に根ざした体制は、工務店ならではの強みと言えます。

上記のように、工務店のアフターサービスは地域密着型のきめ細やかさと柔軟性が特徴となりますので、こうしたサービスに魅力を感じる方は地域の工務店からビルダーを検討すると良いでしょう。

アフターサービスの例

注文住宅を建てた後も長期にわたって快適に暮らし続けるためには充実したアフターサービスが欠かせません。
アフターサービスの内容は住宅建築業者によって異なりますが「定期的な点検」「長期保証」「24時間緊急対応」「メンテナンスサービス」「改修・リノベーションサポート」など様々なサービスがあります。

ここではアフターサービスの具体的な内容について詳しく解説していきます。

定期的な点検

注文住宅のアフターサービスにおいて、定期的な点検は家の品質を維持し快適に暮らしをするために欠かせません。

定期点検の目的は住宅の各部位や設備の状態をチェックして不具合や劣化の兆候を早期に発見することです。
屋根・外壁・基礎などの建物の構造部分から電気設備・給排水設備・空調設備などの各種設備まで専門スタッフが詳細にチェックします。

点検の結果、不具合や劣化が見つかった場合は速やかに修繕や部品交換などの対応を行います。
小さな不具合を早期発見して適切な対策をとることで大きなトラブルを防ぐことができます。

また定期点検は施主と建築業者のコミュニケーションの機会でもあり、暮らし方の工夫やメンテナンスのポイントなどを直接アドバイスを受けられる良い機会です。

アフターサービスの一環として定期点検を丁寧に行ってくれる工務店やハウスメーカーを選ぶことが注文住宅を建てる上での重要なポイントになります。

長期保証

アフターサービスの一つとして重要なのが長期保証です。
一般的に注文住宅の長期保証は構造躯体を対象とした10年保証が標準的です。
これは住宅の骨組みとなる柱・梁・基礎などの構造部分に重大な欠陥や瑕疵があった場合に無料で修理やメンテナンスを受けられる保証です。
この保証があることで万が一の不具合にも対応してもらえるという安心感を得られます。

また構造躯体以外にも防水性能・設備の機能・内装材の耐久性などを保証する項目もあります。
これらの保証期間は部位や材料によって異なりますが一般的に3年から5年程度です。

長期保証の内容は工務店やハウスメーカーによって異なるので契約前に保証内容を確認しておくことが大切です。

また長期保証を利用する際は定期的なメンテナンスを行い住宅の状態を維持することが条件です。施主の維持管理が保証の前提条件となっているケースが多いためです。

なお、工務店やハウスメーカーによっては有償で保証期間を延長できるオプションを用意していることもあります。

24時間緊急対応

住宅は日常生活の基礎になる大切な場所です。そのため突然の不具合やトラブルが起きた際は速やかな対応が求められます。特に水回り・電気設備・空調設備などの故障は日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

24時間緊急対応サービスはこうした緊急事態に備え、年中無休で専門スタッフが待機して施主からの連絡を受けて速やかに対応するシステムです。
具体的には専用の連絡窓口を設け、施主からの連絡を24時間365日受け付けます。
連絡を受けたスタッフは状況を確認し、必要に応じ現地に駆けつけ不具合の確認と応急処置を行います。

緊急対応が必要となるケースは水漏れ・排水管の詰まり・エアコンや給湯器の故障・停電・ショート・ガラスの破損などです。こうしたトラブルに速やかに対応することで被害を最小限に抑えて施主の不安を取り除けます。

また24時間緊急対応サービスは施主と建築業者の信頼関係を深める上でも重要です。いざという時に頼りになるサポート体制があることで施主はより安心することができます。

24時間緊急対応サービスを提供する工務店やハウスメーカーを選ぶことで万が一のトラブルにも速やかに対応してもらえる安心感があります。
ただしサービスの内容や対応範囲は建築業者によって異なる場合があります。
契約前に緊急対応サービスの詳細を確認しておくことが大切です。

メンテナンスサービス

長期的に快適に暮らすためにはメンテナンスサービスはとても大切です。

住宅は日々の生活の中で徐々に劣化していきます。しかし適切なメンテナンスを行うことで住宅の品質や性能を長期的に保つことができます。
メンテナンスサービスはこうした住宅の維持管理を専門スタッフがサポートするものです。

メンテナンスサービスの内容は工務店やハウスメーカーによって違いますが一般的には必要に応じた修繕や部品交換などが含まれます。
専門スタッフが住宅の状態を確認し、不具合や劣化が見つかった場合は速やかに対応します。

また、メンテナンスサービスには施主からの要請に応じて専門スタッフが住宅の手入れ方法やメンテナンスのポイントなどをアドバイスするサービスも含まれることがあります。
住宅の特性を熟知したスタッフから直接アドバイスを受けられるのは施主にとって大きなメリットと言えます。

改修・リノベーションサポート

改修・リノベーションサポートは注文住宅の施主が住宅の一部または全体を改修・リノベーションする際に建築業者が提供する支援サービスです。
具体的には施主の要望や予算に合わせて改修・リノベーションの計画・設計・施工・アフターフォローまでを一貫してサポートします。

改修・リノベーションサポートでは、家の特性を熟知した工務店やハウスメーカーのスタッフが施主の要望を丁寧にヒアリングしてベストなプランを提案します。

また改修・リノベーションの際には既存の構造や設備との整合性を図る必要があります。ビルダーが住宅の設計・施工に関する情報を詳細に管理することでスムーズかつ適切な改修・リノベーションが可能になります。

さらに改修・リノベーションサポートには工事中のトラブルや不具合への対応、工事後のアフターフォローなども含まれます。
万が一の場合でも建築業者が責任を持って対応してくれる安心感は大きいです。

改修・リノベーションサポートを活用することで施主は家を自分たちのライフスタイルに合わせて進化させていくことができます。
子供部屋を書斎に変更したりバリアフリー化を進めたりとニーズに合わせた柔軟な対応が可能になります。

家は長い人生の中で変化し続けるものです。そうした変化に対応し常に快適な生活空間を提供するために改修・リノベーションサポートは非常に重要なサービスと言えます。

アフターサービスを活用する際の注意点

注文住宅を建てた後も工務店やハウスメーカーが提供するアフターサービスを上手に活用することが大切です。
しかし、アフターサービスを利用する際にはいくつかの注意点があります。

ここでは、メンテナンス費用の見積もり・契約内容の確認・アフターサービスの評判の3つのテーマについて詳しく解説していきます。


メンテナンス費用の見積もり

注文住宅で長く気持ちよく暮らすためには適切なメンテナンスが欠かせません。
しかし、メンテナンスにはコストがかかるため事前に費用を見積もっておくことが大切です。

メンテナンス費用の見積もりは家の規模・仕様・立地条件などによって異なります。
一般的には建築費の0.5%から1%程度が毎年のメンテナンス費用の目安と言われています。
ただしこれはあくまでも平均的な数値であり実際の費用はケースバイケースです。

メンテナンス費用を見積もる際は定期的な点検・清掃・設備の保守点検などの通常メンテナンスに加えて不具合や劣化への対応・部品交換などの特別なメンテナンスにも気をつけるべきです。
また外壁塗装やリフォームなどの大規模な工事も長期的なメンテナンス計画の中に組み込んでおくことがベストでしょう。

なお、当然のことながらメンテナンス費用を適切に見積もるためには建築業者や専門家の協力が不可欠です。
相談すれば、住宅の特性を熟知したプロがメンテナンス計画を作成し必要な費用を算出してくれます。

契約内容の確認

契約前にアフターサービスの内容を確認することは家を建てる上でとても大切なポイントの一つです。

注文住宅の契約は単に住宅の設計や施工だけでなく引き渡し後のアフターサービスについても取り決めるものです。
アフターサービスの内容・期間・費用などは契約書に明記されているはずです。

契約書には定期点検の頻度や内容・保証期間・保証内容・緊急時の対応体制・メンテナンスサービスの範囲などが詳しく書かれているでしょう。
またリフォームやリノベーションのサポート体制についても取り上げられているかもしれません。

これらの内容を事前に確認し自分たちのニーズに合ったアフターサービスが提供されるかどうかを見極めることが大切です。
曖昧な表現や口頭での 約束は避けて具体的な内容を書面で確認することが大切です。

また、アフターサービスの費用についてもよく見ておくべきです。
定期点検やメンテナンスは無料なのか有償の場合はいくらかかるのか保証の適用範囲はどこまでなのかなど費用面でのルールをはっきりさせておくことが必要です。

さらに、アフターサービスの体制についても確認が必要です。
サービスの提供者は誰なのか、連絡先や対応時間はどうなっているのかなど実際にサービスを受ける際の情報を把握しておくことが大切です。

もしも不明点や疑問点があれば躊躇せずに工務店やハウスメーカーに質問し説明を求めることをおすすめします。また家を建てる際はアフターサービスの契約内容の確認を怠らないようにしましょう。

アフターサービスの評判

家を建てる際にビルダーのアフターサービスの評判を確認することはとても大切です。
アフターサービスの質の高さは住宅の長期的な価値や快適性に大きな影響を与えるからです。

アフターサービスの評判を知るためには、まずビルダーの過去の施主からの口コミや評価を参考にすると良いでしょう。
実際にアフターサービスを受けた人の生の声はサービスの質を判断する上で貴重な情報源となります。
口コミサイト・SNS・ビルダーのウェブサイトなどで施主の声を探してみることをおすすめします。

また建築業者の事業実績や業歴もアフターサービスの評判を知る手がかりになります。
長年にわたって多くの住宅を手がけてきた建築業者はアフターサービスの経験も豊富で質の高いサービスを提供できる可能性が大きいです。

さらに建築業者の資格や認証もアフターサービスの評判を判断する材料になります。
例えば優良ストック住宅推進協議会が認定する「長期優良住宅先導的モデル事業」や一般社団法人 住宅長期支援センターが認定する「住宅ケアマネジャー」などの資格を持つビルダーはアフターサービスに力を入れている証拠だと言えます。

ただしアフターサービスの評判は個々のケースによって異なることも忘れてはいけません。
同じ建築業者でも担当者や現場の状況によってサービスの質が変わることがあるので、評判だけを鵜呑みにすることはせず、自分たちの目で確かめることは建築業者の姿勢や反応を見直すいい機会です。

まとめ

ここまで説明してきたように、注文住宅のアフターサービスを上手に活用することで、住宅の長期的な価値と快適性を高めることができます。
自分たちのニーズに合ったアフターサービスを提供してくれる建築業者を選び、正しい対応を心がけることが満足度の高い住まいづくりにつながるでしょう。

SHARE
マイホムニュース編集部のアバター画像

マイホムニュース編集部

マイホムは1000社以上の住宅会社と取引があり、また社内にも住宅会社出身者が多数在籍しています。この住宅業界に特化した豊富な知見を、信頼できる適切な情報を集めたいユーザーに届けていきます。

RECOMMENDED

おすすめの関連記事