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高性能住宅とは?定義や特徴・予算感をご紹介

高性能住宅とは?

近年注文住宅の宣伝でよく聞くようになった「高性能住宅」という言葉。

具体的に何を指すか曖昧な段階でも、同じ家づくりをするなら「普通の住宅」よりも「高性能住宅」を建てたいと思われるのではないでしょうか。

とはいえ家を建てるというのはそもそもお金がかかるもの。「高性能」であるからには、当然通常の家よりも予算が高くなることを懸念される方も多いと思います。

建てようとしている住宅がどう「高性能」か把握し、予算を適切に性能の対価として払っていることを確信しながら進めたいものですね。

今回はそんな『高性能住宅』にスポットを当て、曖昧になりがちな定義から内容・予算周りまで、網羅的にご紹介いたします。

高性能住宅の定義と特徴

まず、はっきりしない「高性能住宅」の定義を確認しましょう。

「高性能住宅」とは、断熱性・気密性・耐震性・省エネ性など、快適に暮らすための性能に優れた家のことを総称します。

特に明確な定義や基準などはなく、工務店やハウスメーカーごとに独自の定義を設けているため、色々なメーカーのカタログを取り寄せてみるとかなり幅がある言葉であることが分かります。

各メーカーのそれぞれの住宅において、何を指して「高性能」を謳っているか、常に意識する必要がありますね。

なお高性能住宅は、快適かつ安全に暮らせる機能がそろっているだけではなく、補助金や税制優遇を受けられるなどのメリットがあることも特徴の一つとなっています。

高性能住宅のコスト・経済性


一般的に、高性能住宅にするには追加費用として300万円~500万円費用が多くかかると言われています。なぜなら、性能が良い断熱材や樹脂製の窓を始め、家に関わる材料に質の高いものを使用するため、どうしても通常の住宅よりは建築コストがかかってしまいます。

コストがかかると聞いてやや敷居が高く感じられる方もいるかもしれませんが、住宅を建てる場合に考慮しなければならないコストは建築コストだけではありません。ランニングコスト、例えば光熱費のような、人が生活する中で毎月必要となる支出や、将来のリフォーム費用についても考えなくてはいけません。

高性能住宅はエネルギーの効率的な活用で、毎月の電気代やガス代などの固定費を節約でき、また耐久性の高さで長年快適に過ごしやすいメリットがあるため、年⽉を重ねるごとに、結果的にお得になるといえます。

もちろん建築費用が気になる場合は、部材の仕入れルートを工夫してもらう、工事の期間が短くなるようにしてもらうなど、高性能住宅でも建築費用を抑える方法はいくつかありますので、ハウスメーカーの方に確認してみるのも良いでしょう。

高性能住宅の主要な要素

高性能住宅としての明確な基準はありませんが、一般的には、以下の特徴を押さえた住宅を高性能住宅と呼んでいることが多いようです。

断熱・気密性

断熱性・気密性は、快適なお家ライフを過ごすためには欠かせない重要な役割を担っています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

断熱性

断熱性とは、壁を通した外気の影響を受けにくい、つまり外の「暑さ」や「寒さ」を室内に入れないように遮る性能のことを指します。断熱性が高いと、夏は涼しく、冬は暖かいというように年間を通して住宅内を快適な室温に保つことができるようになります。

このため、夏はエアコンが効きやすく電気代の節約になるなど、お財布に優しい効果を期待できます。また、長時間快適な環境にできるため、室温差で血圧が急変動する「ヒートショック」の予防など健康管理の面でも非常にメリットの大きい性能といえます。

気密性

気密性は、外部の空気が家の中に侵入することを防ぐことで、室内の温度や湿度を一定に保つことができる性能をいいます。夏のじわじわ暑い空気や、冬の凍りそうな冷たい空気が入り込むのを防いでくれるのはもちろん、PM2.5や花粉などが室内に侵入するのを防ぐ効果もあります。花粉症などアレルギーのある方には嬉しい性能です。

エネルギー効率の高いシステムと設備

断熱性や気密性が高いことで、電気代の節約につながるといったお財布にも環境にも優しい配慮が高性能住宅には備わっています。このほかにも、エネルギー効率を高めるための性能として以下の性能が一般的に備えられています。

耐震性

地震大国の日本では欠かせない性能である耐震性とは、地震の際に家が倒壊しないような設計や、材料が使用されていることを意味します。地震の揺れに強い工法を採用したり、揺れを吸収する減震性能を備えたりする家が耐震性の高い住宅といえます。耐震性は万が一の備えとして、非常に重要な性能となりますので、住宅を注文する際は、各社どのような方法で耐震性が考慮されているのか必ずチェックするようにしましょう。

ちなみに、住宅の耐震性の高さを表す基準として『耐震等級』というものがあります。

等級は耐震等級1(建築基準法で定められた基準をクリアしている)、耐震等級2(耐震等級1の1.25倍の耐久力(地震に対する)を備えている)、耐震等級3(耐震等級1の1.5倍の耐久力(地震に対する)を備えている)の3段階に分かれています。国が定める「長期優良住宅」(長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅のこと)として認定されるためには、最低でも耐震等級2の基準をクリアする必要があります。

耐久性

耐久性とは、家の寿命、つまり、長時間の使用や自然の影響に対して、住宅がしっかりと持続する性能のことをいいます。一般的な木造住宅の耐用年数は30年前後、鉄筋コンクリート造のマンションは100年程度と言われています。せっかく理想の住まいを作ったのなら、生涯住み心地良く、快適に過ごしたいですよね。建材の選び方や工法によっては、木造建築でも30年以上の長期にわたって暮らすことも可能ですし、前述した「長期優良住宅」ならば、木造であっても耐久性に優れているので、75〜100年は持つと言われていますので、最初の作り方が非常に重要です。

将来、子供や孫と暮らしたい、引き継いでいきたいと思っていらっしゃる方は、耐久性の確認は必須です。

省エネ性能

省エネ性能とは、エアコンや照明など、家庭で使うエネルギーの使用を効率的にし、かつ消費量を抑えるための設備や建築資材を導入して設計されていることを意味します。これにより、光熱費の節約が可能となり、経済的にも環境的にも優しくメリットの大きい性能といえます。最近では、省エネ住宅として、太陽光発電システムなどを備えた住宅も人気が高まっています。

高性能住宅の設計と計画

高性能住宅は、特に断熱性や気密性を表すUA値(外皮平均熱貫流率)やC値を基準に設計や工事が行われます。マイホームがどのレベルを目標に作られるのか事前に確認しておきましょう。

なおUA値とは、住宅の内部から床・外壁・屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値を指し、UA値が低いほど断熱性能が高く、省エネルギー性能が高いことを示しています。C値とは家の面積に対してどのくらい隙間があるのかを測る、住宅における相当隙間面積のことを指します。

設計から完成までのプロセス

注文住宅を建てる際の設計から完成までにかかる期間はおよそ1年が目安となっています。完成までの流れについて、以下でご紹介します。

情報収集

まずは、どういったマイホームにしたいか希望をまとめるところから始めましょう。その後、土地の購入からの方は不動産屋へ土地探しを行うとともに、並行してモデルハウスの見学やハウスメーカー調査・相見積もりをとって、理想に近い住宅を建てている会社を探していきましょう。

資金計画

希望のプランができたら、予算をプランニングします。プランの内容によって費用が変わるため、複数のプランに対して見積もりの作成を依頼するのがおすすめです。また、住宅ローンを利用する場合は事前審査を行います。自分だとなかなか資金計画を立てるのが難しいという方はファイナンシャルプランナーへ相談してみるのも良いでしょう。

契約関連

所有している土地や購入を検討している土地が見つかったら、敷地調査を行います。プランによっては建築条件に合わない場合も出てくるので、再度確認が必要です。複数のハウスメーカーに見積もりを出してもらっている場合は、このタイミングで一社に絞り、契約を結びます。

土地の購入を検討している方は、土地の申込をまず行い、その後土地の売買契約、引き渡しという流れで購入することになります。また、正式に住宅ローン審査を行っていきます。住宅ローンを依頼する金融機関は、申し込みをした会社に紹介される場合もありますが、ご自身で探す場合は、 金利や抵当権の設定費用、万が一の際の保険などを考慮しましょう。

工事

契約の締結までできたら、任意で地鎮祭を行い、いよいよ着工です。基礎工事、内装工事、外装工事と様々な過程を経て完成させていきます。ここで、断熱工事や気密工事、換気工事、気密測定といった高性能住宅に欠かせない工程が入ってきます。もし、現地で見学した際、施工中に気になる点や変更したい点が発生した場合は、担当者に相談してみましょう。

建物の完成が近づいたら、竣工検査を行い施工に不備がないかを確認します。不具合のない状態で引き渡しを受けるために、また必要に応じて手直しを依頼するという観点からも、外構も含め細部までしっかり確認することが必須です。

引き渡し・入居

竣工検査から施主検査を通過したら竣工・引き渡しとなります。家の鍵や権利書、保証書や取扱説明書といった重要書類などを受け取ります。引き渡し時に施工会社へ注文住宅費用の残金を支払います。また、この時アフターメンテナンスについても確認しておくと後々便利です。

入居は、引き渡し以降ご自分の好きな時に可能です。

高性能住宅への投資回収とメリット

高性能住宅はメリットはもちろん、不動産価値の観点からも注目されている住宅です。詳しくご紹介します。

エネルギーコストの削減と経済性

上述の通り、断熱性・気密性が高く少ないエネルギーで効率的に室内を適温に保てるため、エネルギーコスト、つまりは光熱費の削減が可能となっています。また、もしお家に太陽光発電システムを導入するなら、もっと多くのエネルギーコストの削減ができ、さらには余った電気を電力会社に買い取ってもらうことも可能です。

また、耐久性が高く劣化や損傷がしにくい住宅なら、メンテナンスや修繕にかかる費用や手間を抑えることができるため、高性能住宅は経済的なメリットが多くあるといえます。

健康と快適性の向上

室内での熱中症やヒートショック、PM2.5によるアレルギーなど、在宅時・住居に関連する問題がニュースでも取り上げられるかと思います。断熱性・気密性の高い住宅は、室内の気温・湿度を快適に保ってくれるため、寒暖差による健康被害を防ぐことが可能です。また、気密性の高い住居は、外からのアレルギー要因となる物質の侵入を防いでくれる機能もあるため、アレルギー対策としても効果的といえます。

不動産価値の増加と市場性

高性能住宅は快適性や環境性能が高いため、中古住宅市場においても評価が高くなる可能性がありますが、一点注意が必要です。

政府が掲げた2050年までの目標「脱炭素社会の実現」に向け、省エネ基準の改定の流れが来ています。等級見直しに伴い、これまでの最高等級が最低等級に変更となるため、場合によっては同じ高性能住宅でも、建てた当時と大きく評価が変わってしまう可能性があります。

現在住宅の購入を検討している方は、現在~今後の基準がどうなっているのかよく確認した上で検討するようにしましょう。

高性能住宅を実現するために必要なステップ

ここまで、設計から完成までのプロセスをご紹介してきました。その中でも特に高性能住宅を実現するために必要なステップについて、簡単にご説明します。

適切な工務店や設計事務所の選択

高性能住宅は明確な基準がない分、工務店やハウスメーカーそれぞれの特色が出ています。ご自身のマイホームをどのようにしたいか、どこのメーカーが売り出している性能がマイホームを実現するのに適切かをよく吟味することが大切です。わからないことは積極的に質問し、より良い工務店等を選択するようにしましょう。

予算設定

注文住宅を建てる際は、予算をしっかり設定しておくことが非常に重要です。予算を設定することで、予算不足を防ぎ、また逆にもっと予算をかければよかったと後悔してしまうことを防ぐことができます。高性能住宅の場合、どうしても最初の建築費用がかかってしまうため、相場をしっかり調べ、自分のしたいことを実現するために要する費用はいくらか、代替案で節約することはできるのかなど多方面から検討すると良いでしょう。

維持管理

一般的に耐久性が高いとされる高性能住宅も、もちろんいつかは劣化してしまいます。断熱材などの資材を長持ちさせるにはどうすべきか、メンテナンスをするならどういったことが必要か、それに対する費用はいくらかについても、事前にハウスメーカー等に確認することが必要です。

まとめ

いくつかの観点からご紹介した高性能住宅。勿論、通常に比べ少しコストは高くなりますが、省エネ性や安全性など、その価格に相応しい性能を備えた住宅がほとんどです。

これから新しく住宅を建てる方は高性能住宅について一度検討されてみてはいかがでしょうか。

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マイホムニュース編集部

マイホムは1000社以上の住宅会社と取引があり、また社内にも住宅会社出身者が多数在籍しています。この住宅業界に特化した豊富な知見を、信頼できる適切な情報を集めたいユーザーに届けていきます。

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