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後悔しない家づくり|イメージの作り方

後悔しない家づくりのために|イメージ不足が招く失敗とは

家づくりの後悔でよく挙がるのが、「思っていた雰囲気と違った」「広さや素材感がイメージとズレていた」といった声です。
 
一つひとつは小さな違和感かもしれませんが、積み重なることで「こんなはずじゃなかった」という大きな後悔に変わってしまいます。
 
その背景には、多くの場合、家づくりを始める前の“理想の暮らし”のイメージが曖昧なまま進んでしまったという共通点があります。
 
言い換えれば、自分たちの感覚を言葉や画像で“視覚化”するプロセスを飛ばしてしまったことが、後悔の引き金になっているのです。


後悔しない家づくりは“空気感”から始まる|間取りより先に考えること

「図面」よりも「空気感」から

家づくりを考えるとき、多くの方がまず気にするのは、間取りや広さ、動線といった“図面”にまつわる要素ではないでしょうか。
 
もちろんそれも大切ですが、それだけでは本当に心地よい住まいはつくれません。
 
というのも、私たちが家に求めているのは、単なる機能性ではなく、“気持ちのよさ”“その場所で過ごす時間の質”だからです。
 
つまり、図面を見る前に、自分たちがどんな空気の中で、どんなふうに日々を過ごしたいのかを想像することこそが、後悔しない家づくりの土台になるのです。
 
たとえば、こんな暮らしの一場面を思い浮かべてみてください。

  • 朝日を浴びながら、キッチンでゆっくりとコーヒーを淹れる時間
  • 子どもと並んでお絵かきを楽しむ、小さなデスクスペース
  • 休日の午後、風を感じながらうたた寝できる窓際の畳スペース

 
このように、「どんな部屋にするか」ではなく、「どんな時間を過ごしたいか」から逆算して家を考えることが、あなたらしい住まいへの第一歩になるのです。

朝日を浴びながら、キッチンでゆっくりとコーヒーを淹れている様子

家づくりで後悔しないために|イメージを整理する3つのアプローチ

理想の住まい像を言葉にするのは、意外と難しいものです。
 
「なんとなく好き」「こうだったらいいのに」といった感覚を、どうやって家づくりに活かせばいいのでしょうか?
 
ここでは、後悔しない家づくりのために役立つ、イメージを整理するための3つの視点をご紹介します。

1. 「暮らしの断片」を書き出す

まずは、自分たちの「好き」や「大切にしたいこと」を言葉にしてみることから始めましょう。
頭の中だけで考えるのではなく、紙に書き出してみると、思いがけない気づきが得られることもあります。

たとえば、以下のような問いに答えてみてください。

  • 朝起きてから寝るまで、どこでどんなふうに過ごしたい?
  • どんな瞬間に「心地よさ」を感じる?
  • 今の住まいで不便・不満に感じていることは?

 
こうした問いに向き合うことで、理想の暮らしのヒント=家づくりの“軸”が自然と見えてきます。
 
自由に書き出すだけでも、「これだけは叶えたい」という気持ちが言語化されていきます。


2. 画像で“直感”を整理する(でもPinterestだけに頼らない)

次に、視覚的なアプローチで「好き」を見つけていきましょう。
Instagram(インスタグラム)やPinterest(ピンタレスト)、住宅雑誌などには、多くのヒントが詰まっています。
 
とはいえ、ただ画像を集めるだけでは後で迷いやすくなってしまいます。
 
そこで、以下のような視点を加えてみてください。

  • 「どこが好きか?」を一言コメントでメモする
  • 「これはちょっと違うかも」というNG画像もあえて保存する
  • インテリアに限らず、好きなカフェや洋服、本なども一緒に保存する

 
本当に自分らしい家をつくるためには、インテリアだけでなく“惹かれる世界観”そのものを知ることが大切です。
 
見た目に惹かれた理由や、逆に「なんか違う」と感じた理由を言葉にしてみましょう。
 
そうすることで、理想の方向性が自然と見えてきます。


3. 未来の自分たちを妄想する

とはいえ、今の好みだけで家づくりを進めてしまうのは少し危険です。
というのも、家はこの先、何十年にもわたって暮らし続ける場所だからです。
 
だからこそ、「今」と「これから」の両方を想像することが大切になります。
 
たとえば、こんな問いを考えてみてください。

  • 子どもが成長したら、どんな暮らし方になる?
  • 趣味のスペースは、将来別の用途に変えられる?
  • 夫婦それぞれの“ひとり時間”は、どう確保できそう?

 
こうした視点を持っておくと、流行やその場の気分だけで決めることなく、長く愛せる家づくりにつながります。

後悔しない家づくりに向けて、家族で話し合う時間

後悔しない家づくりの準備術|プロに伝えるための整理のコツ

ここまでで、自分たちの理想や好みはかなりクリアになってきたはずです。
 
とはいえ、「それをどうやってプロに伝えればいいの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
 
伝えるために必要なのは、完璧なプレゼン資料ではありません。
要点が整理されたシンプルな共有ツールだけで十分です。
 
具体的には、以下の3つをそろえると効果的です。

ツール名内容コツ
マイコレクション好き・嫌いな画像
+簡単なコメント
CanvaやGoogleスライドなどで、1枚のビジュアルに整理する
暮らしメモ曜日別や時間帯別に過ごし方を整理家族それぞれの視点で書き出す
優先リスト絶対に叶えたいことを3つに絞る迷ったときの判断基準になるように順番づけを

伝える情報は多ければいいわけではありません。
 
要点を絞ることで意図が伝わりやすくなり、提案の精度も高まります。


家づくりでよくある後悔例|イメージ重視の落とし穴に注意

最後に、せっかく作ったイメージで「逆に後悔してしまう」ケースについても触れておきましょう。
 

「見た目優先」で機能性を犠牲にしない

たとえば、SNSで見かけた“映える家”を参考にした結果、こんな声をよく耳にします。

  • 無垢材の床に憧れたけど、キズがつきやすくて扱いが大変
  • おしゃれな浅型の洗面ボウルが、水はねだらけで毎朝ストレスに
  • キッチンがスタイリッシュすぎて、使い勝手がいまいち…
     

一見素敵に見えても、使いにくければだんだんストレスに感じてしまいます。
 
つまり、イメージはあくまで暮らしを支える“手段”であるという意識を忘れないことが大切です。
 
「見た目だけで選んでいないか?」
「日常の使いやすさに合っているか?」
 
そんな視点を最後に持つことで、後悔や失敗のリスクをぐっと減らすことができます。

おしゃれな浅型の洗面ボウルが、水はねだらけで後悔している様子

感性を起点にした家づくりで後悔しないために|今日から始める第一歩

後悔しない家づくりを叶えるために大切なのは、間取りや設備よりも、まずは自分の「好き」に素直になることです。
 

  • 心が動くものを見つける
  • 言葉や画像で少しずつ整理する
  • 無理のない範囲でプロと共有する

 
このシンプルな流れだけでも、家づくりの方向性はぐっと定まります。
そして、後悔のない選択にもつながっていきます。
 
たとえば、気になる写真を数枚集めてみる。
あるいは、家族と「こんな暮らしがいいね」と話してみる。
そんな小さな行動が、理想の住まいの“芯”をつくる第一歩になります。
 
感性を出発点にした家づくりは、きっと「この家でよかった」と思えるはず。
 
そう感じられるように、できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。


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マイホムニュース編集部

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