Skip to content
住宅会社・工務店検索サイト。いい家はいい出会いから。詳しくはマイホム公式サイトへ

【手狭さとはサヨナラ】注文住宅で実現する理想のキッチンガイド

漠然と「理想の家を建てる」ことを考えた時に、まずあなたが一番重視したい要素は何でしょうか?
ある程度家事をする方であれば、まず頭に浮かぶのが『キッチン』になるかもしれません。

この記事では家を建てる際の理想のキッチン作りについて、設計の工夫から活用法まで幅広くご紹介します。

理想のお家づくりとキッチン

家づくりの際、完成する前後で一番イメージのギャップが大きいのがリビングと言えるかもしれません。

使い勝手が備え付けの設備や設計に左右される部分も大きく、ある程度使ってみないと分からないことから、引っ越してしばらくした後、

「せっかく家を建てたけど、キッチンが狭くて賃貸と余り変わらない感覚」
「キッチンを使っているうちに導線や設備に不便さを感じ料理をしなくなってしまった」

「キッチンとリビングスペースが隔たっており、家族との会話が弾まない」

といった不満もよく聞く話です。

この章ではまず、お家を建てる際にイメージとギャップが出ないよう、キッチン周りで気を付けたいことやその解決策を紹介していきます。

広さが気になる?使いにくいキッチンの根本的な問題

キッチンの問題点として最もよく聞くのが『キッチンが狭い』という点です。

キッチンが狭いと当然、収納スペースの不足・作業スペース不足・複数人で同時作業ができない・においや湿気が溜まりやすい・掃除がしにくい・機能性に制限ができるなど、多くの問題を引き起こします。

特に一度家を建ててしまうとその後広くするのはかなり大変で費用も高くなるので、設計段階で間取りを吟味する必要がありそうです。

工務店・ハウスメーカーと図面を見ながら議論するのは知識のない方だと大変だと思いますが、近年ではキッチンスペースを大きめに確保した間取りの注文住宅も増えているため、そういった住宅を選ぶのも1つの手段です。

理想のキッチン設計

間取り以外に、キッチンを理想に近づけるにはどういった工夫があり得るでしょうか?

この章では、間取りを除いた設計部分でどういったことに注意すべきか、紹介していきます。

効率的なキッチンレイアウトの選択

間取り以外にまず重要なのがレイアウトです。

キッチンでの作業効率を高めるためには、冷蔵庫・シンク・調理台の3点を適切な距離で配置し、これらの間をスムーズに移動できるようにすることが重要です。

これを「キッチンの三角動線」と呼び、この導線をしっかりと設計しておくことで無駄な動きを減らし調理をする際にも効率的に動くことが可能になります。

この中の調理台スペースですが、調理に必要なスペースを十分に確保することが非常に重要です。特にシンクとコンロの間や、コンロと冷蔵庫の間に適切な作業スペースを設けることで、調理作業がスムーズになります。折りたたみ式や引き出し式のカウンターでスペースを拡張することも効果的です。

収納ソリューションでスペースを最大化

スペース確保のためには、収納ソリューションの活用も欠かせません。

近年の住宅設計ではキッチンにおいて収納設計がかなり重視される傾向にあります。引き出しや引き出し式の棚を使用することはもちろんのこと、壁面やドアの裏など、見逃しがちなスペースも収納に活用出来るケースもあります。

収納スペースを可動式にして、必要に応じてレイアウトを変更できるようにすると、食器・調理器具が増えた際も余裕を持って収納出来ますね。

照明と色彩で空間を広く見せる工夫

ここまで設計や機能軸を主に考えてきましたが、時には視覚的な工夫も効果的です。
例えば、窓の向きや大きさを工夫し自然光を最大限に活用することで、部屋を明るく開放的に見せることができます。

また照明器具を天井に取り付け、均等に光をまんべんなく広げることで、空間を明るく広々とした印象にできます。間接照明やシーリングライトなどの照明器具を使用すると効果的です。

さらに明るい色の壁や天井を選ぶことで、光を反射して部屋全体を明るく見せることができます。特に白や淡い色は、空間を広く感じさせる効果があります。

床材にも明るい色を選ぶことで、光の反射を促し部屋全体を明るく見せることが可能です。また、床材の方向を長手方向に敷くと、空間をより広く感じさせる効果があります。

注意したいのが色彩ですが、コントラストの少ない色合いを選ぶことで、部屋全体が一体感を持ち、広々とした印象を与えます。特に明るい色合いを中心に使うと、空間を明るく広く感じさせることができるでしょう。

なお、飲食店でたまに見かける工夫ですが、鏡を使用して部屋に光を反射することで、空間を広く見せることができます。鏡を大きく取り付けるか、壁や天井に鏡を設置することで、部屋全体に光を反射させましょう。

最新のキッチン家電とその配置

理想のキッチンを考えた時にどうしても無視できないのがキッチン家電です。
特に冷蔵庫・調理用コンロ・食器洗い機・オーブンレンジなどはスペースや置き場の成約が大きいため、どこに置くかも含めてキッチンを設計しておくと良さそうです。
家電の使用頻度や動線は勿論、コンセントの位置や水周りとの距離、更には将来の位置変更の可能性まで含め柔軟性のある設計を心がけましょう。

スペースを活かしたキッチン収納と整理整頓のアイデア

ここでは設計段階が要となるキッチン収納に焦点を当て、どのようなパターンがあるかご紹介していきます。

隠れた収納スペースの活用法

隠れた収納スペースにはキッチンの床下収納や天井裏収納、キッチンアイランドの下の引き出し、キッチンの壁面を利用した引き出し収納、隠し扉の収納スペースなどがあります。これらのスペースを活用することで、キッチンのスペースを最大限に活用し、整理整頓されたキッチンを維持しやすくなります。

ここでは、設計段階でビルダーと会話しやすくなるよう、収納のパターンをその名称と共にいくつか紹介します。

プルアウト式収納


キャビネット内に取り付けられるプルアウト式の収納は、隠れたスペースを有効活用できます。食品や調理器具を整理して収納でき、引き出すことでアイテムに簡単にアクセスできます。

トゥーキックドロワー

キッチンのキャビネットの底部に設けられた引き出しで、見た目にはキャビネットの一部のように見えます。これを引き出すことで、追加の収納スペースを確保でき、キッチン用品や小物を隠しておくのに便利です。

隠しパントリー

キッチンの壁に設けられた隠しドアを開くと現れるパントリーは、食品や調理器具をたくさん収納できるスペースとして機能します。見た目もスマートで、キッチンの整理整頓に役立ちます。

シンク下収納


シンク下のスペースを有効利用するための収納ソリューションです。クリーニング用品やゴミ箱を隠して収納でき、キッチンをすっきりと保つことができます。

調理台下引き出し

 調理台の下に設けられた引き出しは、カトラリーや調理器具をすぐ手の届く場所に整理して収納できる便利なスペースになります。

バックスプラッシュ収納

キッチンのバックスプラッシュ部分に設けられた隠し収納は、スパイスや調理器具をすぐに手に取れる場所に収納できます。

広いキッチンを作る工夫

ここからは、どのようにして設計でキッチンを広く見せるかに着目し、例をいくつか紹介していきます。

壁を取り払って開放的なキッチンに

開放的なキッチンにするためには、まずビルダーに相談し壁が構造上の支えとなっていないか確認する必要があります。

次に、壁を取り除く際には、建築基準法や安全基準を遵守し、必要な補強や補修を行います。
その後、キッチンと隣接する空間との一体感を高めるために、キッチンのレイアウトや家具配置を見直し、広々とした空間を作り出します。

また、壁を取り払うことで生じる余分なスペースを有効活用するために、収納スペースやカウンタースペースを拡張し、機能的なキッチンを実現します。
明るい色や自然光を取り入れ、明るく開放的な雰囲気が演出できます。

アイランドカウンターで機能性と交流の場を


アイランドカウンターとは、キッチンの中央や空間の一部に設置される独立した作業台やカウンターのことを指します。

壁に接していないため、四方からアクセスすることが可能で、

  • 周囲に座席を配置し、家族や友人とのコミュニケーションをとる
  • カウンターに調理器具や調味料などを収納し、調理作業をスムーズに
  • カウンターの上には調理スペースを確保し、食材の下ごしらえや調理
  • カウンターに調理器具やコーヒーメーカーなどの電化製品を配置
  • カウンターの一部に棚や引き出しを設け、食器や調理器具を収納

といったように調理スペース・食事スペース、または交流スペースとして様々な活用が可能です。

キッチンのレイアウトに合わせて、アイランドカウンターの形状やサイズを検討し、キッチン全体と調和するデザインを目指しましょう。

理想のキッチンを実現するお家づくりのポイント


理想のキッチンを実現するにあたって、ポイントになる点を大きく2つにまとめてみました。

①注文住宅なら外しにくい


理想のキッチンを実現する場合、知識の差もあるため、ビルダーと一から会話して仕様を決めていくのは非常に手間がかかるはずです。
その場合やはり、パッケージ化され使い勝手や細かい機能が充実した注文住宅のプランから選ぶのが一番合理的と言えそうです。

注文住宅では、建築プロセス全体での品質管理が徹底されます。建材の選定や施工作業が厳格な基準に基づいて行われるため、キッチンも高品質な素材や施工が行われ、耐久性や安全性が確保されます。

専門家が考えているものなので施主が見落としがちなポイントを回避できている可能性も高いですし、パッケージ化されることで同じことを一から実現しようとした場合と比べて安くつく可能性も高いはずです。

カスタマイズ希望の場合も、セミオーダー住宅であれば自由度が比較的広いため、一度検討されてみてはいかがでしょうか。

②ビルダー(ハウスメーカー/工務店)との連携

理想の家、キッチン作りにおいて、ハウスメーカーや工務店といったビルダーとの連携は非常に重要です。

ビルダーは建築に関する専門知識を持ち、キッチンの設計や施工においてアドバイスや技術的サポート、さらにプロジェクト全体の調整やタイムライン・予算管理といったあらゆる面で必要不可欠です。

とはいえ施主は施主で希望や前提条件を余すところなくビルダーに伝える必要があります。

ビルダーと施主の良好な連携は、期待通りの家を時間内、予算内で完成させるための鍵となります。

このため、初期段階からプロジェクト終了まで、定期的なコミュニケーションと協力が不可欠といえるでしょう。

まとめ

ここまで、家を建てる際にどうすれば理想のキッチンを実現できるかという点について細かく説明してきました。

注文住宅というとどうしても自由度が低いイメージがあるかもしれませんが、ある程度型を決めることで品質を保てるという利点もあります。

細かいポイントはたくさんありますが、軸としてプランをうまく使い、ビルダーとのコミュニケーションを円滑化することが非常に重要といえそうです。

現在お住まいのお家でキッチンに不満のある方もそうでない方も、住宅を建てる際はぜひ本記事を参考にしてみてください。

SHARE
マイホムニュース編集部のアバター画像

マイホムニュース編集部

マイホムは1000社以上の住宅会社と取引があり、また社内にも住宅会社出身者が多数在籍しています。この住宅業界に特化した豊富な知見を、信頼できる適切な情報を集めたいユーザーに届けていきます。

RECOMMENDED

おすすめの関連記事